今回は、コレだけ知っておけば大丈夫な基本の関数についてです。
基本の関数の動作をまとめておさらいしていきましょう。
目次
基本の関数入力
まずは、効率的な関数の入力方法についてです。
「=」(イコール)に続けて関数名を入力・引数を指定する決まりとなっています。
関数を利用した式は「関数式」や「数式」と呼ばれます。
関数の入力補助機能
次に、関数の補助機能ですがいくつかあるので紹介します。
リボンにある【数式】
1つ目は、リボンの【数式】にある【関数ライブラリ】を使用する方法です。
特徴は、必要に応じた関数や最近使用した関数の履歴などが分類されている点にあります。
使用方法は、関数を入力したいセルに必要に応じた【関数ライブラリ】を選択して使用したい関数を選択するだけです。
この方法の良い点は、どのような関数を使うかある程度ハッキリしている場合、関数の種類が分類されているため目的の関数が見つかりやすいという点です。
関数の挿入
2つ目は、直接編集するところにある「Fx」(関数の挿入)になります。
この方法は、関数を入力したいセルで「Fx」を選択することで【関数の挿入】画面が表示されます。また、「=」(イコール)を入力しなくても大丈夫です。
そして、【関数の挿入】画面でも(関数の分類)表示が可能となっています。
基本の関数を入力してみる
例えば、SUM関数なら「=su」と入力すると[↓]キーで[SUM]を選択します。
そして、[Tab]キーを押します。この操作により「=SUM(」まで入力されます。引数にするセル範囲を選択して[Enter]キーを押せば数式の入力完了です。数式の最後になる「)」も自動的に入力されます。
SUM関数のショートカットがある
[Alt]+[Shift]+[=]キーというショートカットキーで、SUM関数を入力することも可能です。実は、[オートSUM]という機能のショートカットでそれを呼びだしている形となります。
覚えておいて損はないと思います。ぜひ活用しましょう。
AVERAGE関数・COUNT関数
よく使われる「SUM関数」の次によく使用するのが平均(AVERAGE関数)とカウント(COUNT・COUNTA関数)になります。
基本の関数 平均(AVERAGE関数)
ではまず、平均(AVERAGE関数)ですが使用方法は先ほどの「SUM関数」といっしょです。
基本の関数 カウント(COUNT・COUNTA関数)
次に、COUNT関数とCOUNTA関数ですがこれはカウントする対象が少し違うだけです。
このように、COUNT関数はデータ型が文字列なら数えないため注意が必要です。文字列もカウントする場合は、COUNTA関数を使用しましょう。
ちなみに、COUNT関数とCOUNTA関数も使用方法は「SUM関数」と同じです。
基本の関数 MAX/MIN関数
次は、データの中から最大値や最小値を調べるMAX/MIN関数になります。
引数に指定したセル範囲における最大値・最小値を簡単に求められる便利な関数です。
「IF関数」を覚えてステップアップ
条件を指定することで関数に様々なバリエーションと実用化が生まれるのが「IF関数」です。
基本の「IF関数」から「IF」付き関数をいくつか紹介したいと思います。
IF関数
例えば、単純な条件を指定をする場合は以下の順番で入力します。
- 論理式(指定する条件)
- 条件に一致した場合の処理
- 条件に一致しなかった場合の処理
条件結果により柔軟な処理がおこなえるためぜひマスターしましょう。
COUNTIF関数
次に、「COUNT」関数にIFが付いた「COUNTIF関数」になります。
これは、カウントに条件を付属することができます。使用方法ですが
- カウントをおこなう参照範囲
- 検索条件
例えば、これで指定できる空白以外の検索(COUNTA関数)や通常のカウント以外がおこなえます。
SUMIF関数
そして最後に、検索条件に一致するセルの合計をする「SUMIF関数」になります。
これは、「検索条件」にあった値を「範囲」の中からみつけ、それに対応する値の合計を求めるという関数です。使用方法ですが
- 範囲(検索の評価となる対象範囲)
- 検索条件(検索の評価)
- 合計範囲(実際に計算の対象となる範囲)
これで、一覧表の中から条件にあった値の合計を瞬時に求められます。
単純な合計を求めるならSUM関数、検索をおこなう合計はSUMIF関数を一度活用してみてください。
まとめ
基本の関数は、使用方法が比較的簡単です。
工夫しながら組み合わせて使用すると、さらに柔軟な処理がおこなえます。ですのでまずは、基本の関数をしっかり覚えてマスターしましょう。
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