Google ドライブは、Google が提供している、オンライン上のデータ保存サービスです。パソコンのほか、スマートフォンやタブレットからもアクセスが可能です。
Google ドライブをPCから起動する方法は
以上の2通りがあります。Google が提供する「パソコン版ドライブ」をインストールすればパソコンからの操作が楽になります。また、パソコン起動にGoogle ドライブの同期が可能です。
前回のGoogle パソコン版ドライブのインストール方法についての投稿こちら
では、実際にパソコン版ドライブを使ってみたいと思います。
目次
Google ドライブを起動
起動すると同期が開始されます。通知画面にGoogle ドライブが追加されるのでアイコンをクリックすると以下画面が表示されます。
履歴タブでは、同期を行った時ファイルやフォルダといったデータの履歴が表示されます。
通知タブでは、Google ドライブに関する通知が表示されます。例えば
など通知されます。
歯車マークをクリックすると、パソコン版ドライブに関する項目が表示されます。
虫眼鏡マークでは、Google ドライブ内のファイルやフォルダを検索することができます。
では設定から見ていきたいと思います。
Google ドライブの設定
起動した時の画面になります。
- 別のアカウントを追加:複数のGoogle アカウントを持っている場合、追加できます。4つまで追加できます。
- Google ドライブ(ドライブ内のフォルダ):Google ドライブ内の同期に関する設定です。
- フォルダの追加:パソコン内の同期するフォルダを追加します。
- 設定全般:パソコン版ドライブの設定ができます。
順番に説明していきたいと思います。
別のアカウントを追加
パソコン版ドライブでアカウントを追加するには
- パソコン版ドライブの「歯車」横にあるアイコンをクリックします。
- 「別のアカウントを追加」をクリックします。
- ブラウザが立ち上がるので追加したいGoogle アカウントを入力します。
- パソコン版ドライブを再起動します。
追加作業は以上になります。なお、一度に最大 4 個のアカウントまで追加することが可能です。
Google ドライブ(ドライブ内のフォルダ)
マイドライブの同期オプションの設定が変更できます。
- エクスプローラーで開く:Google ドライブに設定しているフォルダを開きます。
- ファイルをストリーミングする:クラウド上にのみデータが保存されます。また、自分でオフラインの指定ができます。
- ファイルをミラーリングする:クラウドとパソコン両方にデータが保存されます。また、すべてのデータが自動的にオフラインで使用可能になります。
次にストリーミングとミラーリングのオフラインの違いについて説明します。
ストリーミングの場合
データはクラウドに保存されています。そのためファイルを開くとき、オフラインで使用できるようにするとき、最近使用したファイルや頻繁に使用するファイルについてのみです。
インターネットに接続していなければデータはクラウドにあるためアクセスできません。
また、オフラインで使用できるデータも含め、データにアクセスできるのは、アプリを実行しているときのみとなります。
ミラーリングの場合
データはクラウドとパソコン内にあり、パソコンをハードディスク容量が使用されます。
インターネットに接続していないときや、パソコン版ドライブ アプリを実行していないときでも、いつでもデータにアクセスできます。
ミラーリングすると、自動的にすべてオフラインで使用できるようになるため、特定のアイテムをオフラインで使用するということができません。
ストリーミングなら、ハードディスクの使用容量を抑えられます。 ハードディスクの容量を使用するのは、ファイルを開くか、ファイルをオフラインで使用できるようにする場合のみです
フォルダの追加
「フォルダの追加」をクリックしてパソコン内のデータを同期する時の画面です。
Google ドライブと同期する
フォルダ内のすべてがミラーリングされます。変更はパソコンとGoogle ドライブの間で同期されます。
オンラインのあらゆるデバイスやGoogle ドライブ モバイルアプリでファイルを使用できます。同期しているフォルダは [パソコン] に表示されます。
これらのフォルダのアイテムを追加、編集、移動、削除すると、その変更内容がパソコンにも反映されます。
Google フォトにバックアップする
写真と動画のみがアップロードされます。
写真と動画をパソコンで削除しても、Google フォトには残ります(その逆も同様です)。
変更は新しい画像としてアップロードされます。古い画像はGoogle フォトに残ります。
オンラインのあらゆるデバイスやGoogle フォトのモバイルアプリで写真や動画を表示できます。
写真と動画のみを保存する場合は、Google フォトにバックアップすることをおすすめします。両方の場所にファイルを保存すると、写真と動画が 2 回アップロードされるため、Google のストレージ使用量が多くなります。
「完了」をクリックするとフォルダが同期されます。
同期したフォルダを停止するには、表示されているフォルダを選択することで停止することができます。
フォルダの追加作業は以上になります。
Google ドライブの設定全般
パソコン版ドライブの設定画面になります。
Google ドライブに関する設定
- アカウントの接続を解除:現在接続しているGoogle アカウントを解除します。
- Microsoft Officeのリアルタイムプレゼンス:Word、Excel、PowerPointなどのファイルを他のユーザーが編集しているかどうか、リアルタイムでユーザーに知らせます。
- Google ドライブストリーミングの場所:ストリーミングに関して設定します。
ストリーミング場所はどちらかを選択してください。エクスプローラーの[クイックアクセス]にGoogle ドライブを表示させるにはここをチェック入れます。
Google フォトに関する設定
- アップロードサイズ:Google フォトに保存される時の設定になります。
- ファイル形式:アップロードの対象にする設定になります。
一般設定
パソコン版ドライブに一般設定になります。
- ログイン時に起動する:チェックを入れると、パソコンにログインする際にGoogle ドライブを起動します。
- ローカルにキャッシュされたファイルのディレクトリ:場所を変更する必要がある場合は、右にある「変更」をクリックします。
デフォルトの場所を使用することをおすすめします。またこの設定に関して以下の制約があります。
- プロキシ設定:デフォルトでは「自動検出」モードが設定されています。プロキシ設定をバイパスするために「直接接続」モードを使用することもできます。
- 帯域幅の設定:ダウンロードとアップロードの速度についての設定です。
- ホットキーを設定:キーの組み合わせてホットキーを設定できます。
- 通知設定:チェックを入れると、USBデバイスが検出されたときに、Google ドライブでメッセージが表示されます。
- 無視したUSBデバイス:取り外し可能なデバイスに関するメッセージを無視すると、ドライブではその設定が記憶され、リストが表示されます。
設定に関しては以上です。
オフラインファイル
オフラインファイルの管理画面は次の画面になります。
詳細な表示は「オフライン ファイル」をクリックすると表示されます。
フォルダを選択すると、「エクスプローラーで開く」「オフライン アクセスを削除」表示されます。オフライン アクセスを削除は右クリックし、[オフライン アクセス] メニューで [オンラインでのみ使用可能にする] でも可能です。
オフラインファイルの設定
ストリーミングの場合は、オフラインで使用できるようにするファイルまたはフォルダを右クリックし、[オフライン アクセス] メニューで [オフラインで使用可] を選択します。
ミラーリングの場合は、すべてのデータが自動的にオフラインで使用可能になります。
ローカルキャッシュとは
ファイルをGoogle ドライブからパソコンにストリーミングすると、ファイルデータはハードディスクのローカルキャッシュに保存されます。
このキャッシュは、パソコン版ドライブでファイルを迅速に開くことができ、オフラインでも使用することができます。オフラインで編集した内容は、クラウドにアップロードされるまでキャッシュに保存されます。
エラーリスト
パソコン版ドライブでファイルのバックアップや同期に関するエラーがここに表示されます。
パソコン版ドライブでは、次のような一般的な問題が発生することがあります。
次の基本手順に沿って、問題の解決を試みてください。
- パソコンのインターネット接続を確認する
- パソコン版ドライブを再起動する
- パソコンを再起動する
- アカウントの接続を解除して再接続する
- パソコン版ドライブを再インストールする
以上が基本的なトラブルシューティングになります。手順に沿って問題を解決してください。
同期を一時停止
同期を一時停止すると、パソコン版ドライブでは次のバックグラウンド同期処理が停止されます。
以上が一時停止時の処理になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。オンライン・オフラインファイルでは
- ストリーミングは自分でオフラインファイルを指定できる
- ミラーリングはすべて自動でオフラインファイルになる
と覚えていたらいいと思います。自分の環境にあわせてストリーミング・ミラーリングの変更してみてください。
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