Excelには数多くの関数がありますが、日付に関わる関数は“実務で最も使う頻度が高い”重要な機能です。今日の日付を自動表示したり、月末を一瞬で求めたり、期間や年齢を計算したり、土日祝を除いた営業日を算出したり日付関数を使いこなすだけで、日々の作業効率が大きく変わります。
今回は、Excelでよく使う日付関数を厳選し、「何ができるのか」「どんな場面で使うのか」「実務でどう役立つのか」をわかりやすくまとめました。初心者でもすぐ使える内容なので、ぜひ保存しておいてください。
Excelの日付関数はなぜ重要なのか
まず、Excelの日付関数は帳票を作成する基本骨組みの重要な関数だからです。
以下の3項目を例として説明します。
Excelで日付処理を自動化できる
今日の日付、月末、○ヶ月後、営業日など、手作業で計算すると面倒な処理をすべて自動化できます。 特に月次処理やシフト作成など、毎月繰り返す作業ほど効果が大きくなります。
Excelの計算ミスを防げる
そして、日付計算は「うるう年」「月末」「祝日」など例外が多く、手作業だとミスが起きやすい領域です。関数化することで、常に正しい結果が得られるため、実務の信頼性が上がります。
Excel実務の効率が劇的に上がる
そして、日付関数を使いこなすと、
などが一瞬で処理できるようになります。請求・シフト表など、日付中心の業務では特に効果が大きいです。
Excelでよく使う日付関数10選
では、これら10個の関数はよく使われ実務でも応用が利くので紹介していきます。


TODAY(今日の日付)
まず、日報・請求書・記録の「今日」を自動表示する関数です。
=TODAY()ファイルを開くたびに最新の日付になるため、帳票の自動化に便利です。セルに =TODAY()と入力すると 2026/08/24のように「今日の日付」が表示されます。
DATE(年・月・日から日付を作る)
年・月・日が別セルにあるデータをまとめるときに必須の関数です。
=DATE(2026,8,24)例えば、=DATE(yyyy,mm,dd)..yyyyは年、mmは月、ddは日にちというフォーマットです。
これらが、別々のセルで入力されていた場合、=DATE(A1,A2,A3)というようにすることで年・月・日が作成することができる。
YEAR / MONTH / DAY 関数
年度判定、月次集計、日別集計などで頻出。日付から「年」「月」「日」を抽出する基本関数。
=YEAR(B3)
=MONTH(B3)
=DAY(B3)例えば、セルB3=2026/08/24 のとき =DAY(B3)→24=YEAR(B3)→2026=MONTH(B3)→8となります。
WEEKDAY (曜日を数値で判定)
次に、日付が何曜日かを数値で返すWEEKDAY関数。曜日を数字化することで、Excelが曜日を判定できるようになり、条件付き書式や自動化ロジックに組み込めます。
特に種類=2(週の始まりを月曜にする)が実務で最も使われます。月曜=1~日曜=7という感じです。
=WEEKDAY(シリアル値, 種類)例えば、セルB3 = 2026/08/24(月)の時は以下のようになる。
=WEEKDAY(B3,2)結果は「1」と表示され、月曜を返します。
DATEDIF(期間・年齢・勤続年数)
そして、DATEDIFは2つの日付の“差”を求める隠し関数です。Excelの候補に出てこないため知らない人も多いですが、年齢・勤続年数・経過日数の計算で最強です。
単位は以下のように使います。
例えば、誕生日:C3=1990/08/24、今日:B3=TODAY()とした場合、次のようになります。
=DATEDIF(C3,B3,"Y")これで、年齢計算でき結果は「36」と表示されます。
EDATE(○ヶ月後・○ヶ月前)
次に、EDATEは指定した日付から“月単位”で前後に移動する関数です。「1ヶ月後」「3ヶ月後」「6ヶ月後」など、月単位の計算に強いのが特徴です。
=EDATE(B3,1)例えば、B3に”2026/08/24″が入っていた場合、1ヶ月後の「2026/09/24」となります。
EOMONTH(月末日)
次に、EOMONTHは指定した日付の“月末”を一発で求める関数です。月末処理が多い業務では非常によく使います。
=EOMONTH(C4,0)例えば、セルC4に”2026/08/10″とした場合、月末の「2026/08/31」が結果として表示されます。
WORKDAY(営業日後の日付)
次に、WORKDAYは土日+祝日を除いた“営業日後”の日付を求める関数です。提出期限や納期計算に使われます。祝日リストを渡すと、祝日も除外できます。
=WORKDAY(B3,5,C2:C20)例えば、セルB3に”2026/08/24″、祝日リストを”D3:D20″とした場合、5営業日後の日付を返します。
NETWORKDAYS(営業日数)
次に、NETWORKDAYSです。期間内の営業日数(平日+祝日除外)を求める関数です。WORKDAYの“逆”のイメージです。
=NETWORKDAYS(B3,C5,D3:D20)例えば、セルB3に”2026/08/01″、セルC5に”2026/08/31″、そして祝日リスト”D3:D20″があった場合、8月の営業日数を返します。
TEXT(日付の書式を自由に整形)
最後にTEXT関数は、日付を好きな形式に変換できる関数です。 帳票・報告書・SNS向けの整形に便利。
=TEXT(B3,"yyyy年m月d日(aaa)")例えば、セルB3に”2026/08/24″があった場合、「2026年8月24日(月)」と整形することができます。
Excel 日付関数の補足
補足になりますが、曜日を取得するだけならTEXT関数は最強です。
TEXTなら「そのまま曜日名」を返してくれる
例えばですが、セルB3に日付が入っている場合そのまま曜日名を返します。
=TEXT(B3,aaa)これだけで月・火・水・木・金・土・日が返ります。
WEEKDAY と TEXT の違いは
| やりたいこと | WEEKDAY | TEXT |
|---|---|---|
| 曜日を数字で返す | ◎ | × |
| 曜日を文字で返す | △(変換が必要) | ◎(一発) |
| 条件付き書式で使う | ◎ | ○ |
| シフト表・帳票で使う | △(数字→文字変換が必要) | ◎(そのまま使える) |
| 初心者向け | △ | ◎ |
WEEKDAY関数は「曜日を数値化してロジックに使う」ための関数。TEXTは「人間が読める形で曜日を表示する」ための関数。
用途が違うので、曜日を表示したいだけならTEXTが圧勝です。
TEXTは祝日判定と組み合わせても強い
例えば、祝日リストをあらかじめ作成しておき組み合わせます。
=IF(COUNTIF(祝日リスト,B3)>0,"祝日",TEXT(B3,"aaa"))そして、次のような関数表示すると、祝日は「祝日」、それ以外は「月・火・水…」と返せます。
WEEKDAY が必要になる場面
もちろんWEEKDAYが必要な場面もあります。
特定の曜日だけ結果が欲しいとかの場合はWEEKDAYのほうがよいでしょう。
まとめ
今回は、日付処理でよく使用する関数を紹介しました。特に、
が頻出なので、これらを覚えるだけで作業効率が大きく向上します。
そして、補足したExcelで曜日を表示したいだけなら、WEEKDAYよりTEXT関数のほうが圧倒的に使いやすい、などがあるため日付処理の用途にあわせて柔軟に使うとよいでしょう。

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