最近、ふとWordPressのテスト環境がほしい!と思いローカル環境を構築することにしました。
ですが、構築手順が難しそうで少しさけてたところがあります。簡単にローカル環境を構築したい！と思い、今回「Local」というソフトで簡単ローカル環境構築をやってみました。
目次
ローカル環境とは
自分のパソコン内に構築した環境のことを「ローカル環境」といいます。ローカル環境では、インターネット公開することなく開発を行えます。
完成まで外部から見られない状態で構築ができるのがメリットですね。また、サーバーの契約等も必要なく、費用をかけずに構築をはじめられるのもメリットの一つです。
ちなみに、web上で公開される環境を「本番環境」と言い、「ローカル環境」と区別されています。
ローカル環境が必要な理由
上記に紹介しましたが、インターネット公開することなく開発でき、外部に見られない状態での構築が可能なため、本番環境にむけて最適な環境だと言えます。
例えばWordPressのテーマをカスタマイズするとしましょう。まず、ローカル環境で問題のないことを確認してから、本番環境にアップロードすることでリスクを軽減できます。
また、プラグインやWordPress本体を一度、ローカル環境で試すことで本番環境での不具合を防ぐことができます。
LocalとWordPress
ローカル環境を個人のパソコンに設定するソフトは「Local」以外にもいくつかありますが、冒頭で言ったように、簡単に構築したい！と思いこちらのソフトで構築しました。
理由はコレだけではありません。
無料で利用可能
説明は不要かもしれません。無料で使用できるのは非常に有難いです。
複数の環境を作成可能
1つのソフトに対して１つの環境というわけではなく複数のWordPressをローカル環境に作成できます。
確認する環境をバージョンごとに分けるといったことが可能になります。また、どの環境でも動作する環境を構築することができます。
簡単インストールで構築可能
Localは画面指示に従うだけで簡単にインストールすることができます。インストール後の操作方法もWordPressと似た感じですので、直観で操作できると思います。
Localのインストール手順
2024年3月現在で確認とれた最新バージョン、Local 8.3.1 windowsのバージョンで説明します。
最新バージョンは2024/5/22リリース、Local 9.0.3になります。修正内容は
Local Release Notes
- WP エンジンへのプッシュは、wp-cache-memcached プラグインに関する権限エラーで失敗しなくなりました。
- 新しいサイトでは、「新しいサイトのデフォルト」で「環境」設定が正しく使用されるようになりました。ここで「カスタム」を選択すると、新しいサイトの優先オプションではなく、ローカルにカスタム サイト オプションが表示されます。
- Windows ユーザーが「サイト シェルを開く」でコマンド プロンプトを開くと、プロンプトで「ssh」と入力しても「ssh が認識されません」というメッセージが表示されなくなります。
- PHP 8.3、8.2、および 8.1 への将来の更新に備えて型定義を修正しました。
ではインストールの詳細な手順を紹介したいと思います。
Localのダウンロード
まずは、Local公式サイトにアクセスします。画面内にある「DOWNLOAD FOR FREE」をクリックします。または、画面上の「DOWNLOAD」をクリックします。
次にダウンロードするOSの種類を選択します。
必要項目を入力して「GET IT NOW!」を選択します。
「Please choose your origanization type」は組織の種類になります。個人で使う場合は「other」問題ないでしょう。
ダウンロードが開始されます。もし、ダウンロード開始されない場合は画面上の「click here」をクリックしてください。
以上でLocalのダウンロードは終わりです。
個人パソコンにLocalをインストール
ダウンロードしたファイルを実行すると次の画面が表示されます。使用環境に合わせてどちらか選択してください。
画面指示にしたがって問題なければ「インストール」をクリックしてください。
無事インストールが完了するとLocalを起動する画面が表示されます。
次に利用規約が表示されるため、一読してチェックを入れ「I agree」をクリックします。
Localのサービスなど紹介する、ウェルカムメッセージが表示されます。画面右上の×ボタンで画面を閉じます。
以上でLocalのインストールは終わりです。
WordPressサイトをセットアップ
起動すると最初にエラーレポートなどに関する設定があります。
これは発生したエラーを報告するかの選択です。どちらかを選択します。ちなみこの設定は、あとの環境設定の「詳細設定」で変更可能です。
次に使用状況レポートを有効にするかの設定です。
こちらも、あとの環境設定の「詳細設定」で変更可能です。
WordPressサイト作成
Localを起動した画面中央の「Create a new site」をクリックします。
作成方法に関して画面表示されます。新規作成するため「Create a new site」を選択します。
WordPressサイトのタイトルを入力します。後から変更することもできます。入力できたら「Continue」をクリックします。
ここでは、umana Local Roomとして作成します。
次にWordPressのデータベースなど設定になります。ここで設定変更等ができます。今回は「Preferred」(おすすめ)を選択します。
WordPress管理画面にログインするための「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。デフォルトで「メールアドレス」は入力されていますが、そのままで問題ありません。
少し見にくいですが、「Advaced options」を選択するとマルチサイトの設定が可能です。
「Add site」をクリックしたら完了です。以上でローカル環境が作成されます。
WordPressの設定
では実際にWordPress管理画面にログインしてみましょう。画面内にある「WP Admin」を選択します。自身のサイトを確認するには「Open site」をクリックすると確認できます。
WordPressログイン画面で先に登録した、「ユーザー名」「パスワード」を入力します。
無事ローカル環境のWordPressにログインできたと思います。
初期状態では英語表記になっています。管理画面から日本語表記に変更します。
WordPress管理画面から「Settings」を選択します。画面内の「Site Language」から「日本語」を選択します。
以上でWordPressサイトの設定を終了します。
まとめ
いかがだったでしょうか。「Local」のダウンロードからインストール、セットアップまで紹介しました。ローカル環境では複数作成できるため、ためらわず作成してみてよいと思います。
また、色々試して本番環境に挑むことができるのでぜひ活用してみてください。
コメント