今回は、WordPress の自動保存機能の【リビジョン】の数を制御して不要なファイルを抑える方法を紹介したいと思います。
WordPress の自動保存は以下のような特徴があります。
というような特徴があります。このようなことが続くとサイトの表示に影響がでる可能性があります。
なので、不要なファイルを削除して、記録され続ける【自動保存】の数を制限したいと思います。
WordPress の重要なファイルを操作するため必ずバックアップと慎重な作業をしてください。
では実際に設定方法を説明したいと思います。
目次
FTPサーバにアクセス
まずは、自身のWordPress にあるFTPサーバにアクセスします。
次に、アクセス先ですが以下のファイルになります。
/wp-config.php
書き換えについて
もし、書き換えができない状態になっている場合、「wp-config.php」のパーミッション(属性)を変更して一時的に書き換え可能状態にしてください。
パーミッション(属性)とは、フォルダやファイルに対するユーザーのアクセス権限のことになります。
自動保存の制御コード
それでは、制御するコードになりますが以下になります。
/* Limit number of Revisions */
define('WP_POST_REVISIONS', 2);
この内容にある、数字の箇所が自動保存(リビジョン)の数になります。
ここでは、1つの投稿に対して2回までしか自動保存されないということになります。2回目以降の自動保存は順番に上書きされる仕組みになります。
実際に記述する
では、実際に記述します。
既に「wp-config.php」内に以下の記述がある場合は修正するだけでOKです。
define('WP_POST_REVISIONS', true);
記述する場合は、下部にある”define( ‘WP_DEBUG’, false );”の下あたりに入力します。
入力が完了したら保存して、パーミッションをもとに戻しておきます。
自動保存の動作確認
それでは、どのように動作するか確認します。
まず、自動保存(リビジョン)が既に設定以上に保存されていた場合の動作です。
保存されると、最新のものに上書きされます。そして、リビジョン数が設定した数に制限されます。
次に、制限数を「0」にした場合の動作になります。
これは、リビジョン自体か完全に無効状態になり、項目がなくなります。
補足
では最後に、自動保存(リビジョン)の有効と無効にする方法と、リビジョンの削除について簡単に説明します。
自動保存の有効化と無効可
まず、有効にする方法ですがこれは先ほどのコードを削除することで解決できます。
または、以下のコードに修正し直すことでもとに戻せます。
define('WP_POST_REVISIONS', true);
次に、無効にする方法ですがこれは以下のように修正することで無効にできます。
define('WP_POST_REVISIONS', false);
では次に、リビジョンの削除についてこれはプラグインを使用することで簡単に削除できます。
プラグイン WP-Sweep
このプラグインでリビジョンを削除します。
注意)最近更新がないこと、投稿日現在、使用中の WordPress バージョンで未検証であること。
使用方法はとても簡単です。
まず、WordPress 管理画面にあるツールの「Sweep」からおこないます。
そして、各項目内にある【リビジョン】【自動保存下書き】の項目に対して「掃除」を選択すると完了です。
まとめ
今回は、自動保存(リビジョン)の制御について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
不要ファイルを抑えることでサイトの表示速度低下を抑えることができます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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